June 06,2021
最近は色々な撮影がございまして・・・
結構面白いブツ取りのお仕事や、空間撮影のお仕事が続きました。
(どちらも内容は言えませんが)
写真の仕事をしていると、大きく分けて3タイプの仕事があることに気付きます。
一つは、じっくり考えて、情報をもらって、予測して、検証しながら進める仕事。
「このアングルに揃えて欲しい」
「ここのハイライトちょっと動かせますか」
「もう少し立体感を出したい」
ということにしっかり応えつつ、被写体の美しいところや特徴を見つけて、より良くしていく撮影。
どこからどう光を当てれば美しくなるか考えるのがとても楽しい撮影です。
二つ目は、瞬発力と偶然性を活かす仕事。
これはスナップ的なお仕事に多いですが、スタジオでの人物撮影でも言えることです。
形の定まらないもの(人や様子)に対して、ここが綺麗。ここがかっこいい。
と思えるところに瞬時に押す。
プロのフォトグラファーは大体の人が、「その瞬間を絶対に逃さない!!」的なことをいいますが、
事前によく見ていて、コレがいい。素敵。だから次にさらにいいのが来たら、押す!と思っているから
撮れるのですね。
こちらでも予測が求められますが、良いと思ったら押せ!というのもアリかも。
そして、カメラを通している以上、自分の押しているタイミングに対して、絶対にタイムラグがあるのです。
その偶然性をさらに上手に扱えると、最高だろうな・・・と思います。
常に上手くなりたい藤岡でした。
(写真は先日の撮影で、シビアな撮影の商品の調整に入るアシスタントゆうまくん。)
June 06,2021
先日、お話させていただいた方に、
(売上億超のIT会社の社長さん)
「会社の理念って何なん」
と聞かれました。
私自身、個人でやっていて、そのまま会社化したので、
社名をつけたときの想いを、こんなのでいいのかな?と思いつつ話しました。
とても厳しくも優しい方なので、結構叱られるかなと思っていたのですが、
めっちゃ褒めてもらえてびっくりしたのです。
とにかく理念は人に話せと。何を意図して写真を撮るか、どんな想いで仕事するか。
伝えまくれば、その意図が波及して、世界を救うぞと。
と、いうことで、聞いてください。
ヤサシイシャシン(=藤岡優介)は、文字通り優しさをもって撮っていきます。
一般的にいう、柔軟剤のCMのような優しさではなく、向き合うという
ことを優しさと定義しています。
これでは良い撮影にならないと思えば、それをきちんと伝えるし、どうすれば良くなるか
一緒に考えていく。
適当に撮ってくれれば良いですよ。でもいいですが、「ならばこう思って撮りますね」
をちゃんと作ってからやります。
誰に見せるために、どう思ってもらいたくて、誰に貢献したくてそれをやるのか。
マス広告やWEBであってもキービジュアルの撮影も多く担当させてもらってきましたが、
やっぱりここをしっかり持てているか。本当に大事だし、そこを一緒になって考えていくのが、一番楽しい。
(本来フォトグラファーはそこを考える立場ではないので、ちゃんと聞いてそれに合う撮影を徹底して考えるという意味でもあります)
写真で世界は救えると思ってます。
June 06,2021
生き様の表紙、更新いたしました。
被写体はプロジェクト初期にご参加いただいた方。
(個人情報の観点からお名前公表避けております)
私はこの写真が好きで、このプロジェクトの代表作としていつまでも
使わせていただくつもりです。
超えるものを撮れたら、その時は変更します・・・(笑)
ロゴは、書家の瀬野大輔さんによるもの。
あくまで一部ですが、黒の中に漆黒で書くという、影を写す写真家にはたまらない
作品を出されています。
ぜひご覧ください。
素晴らしい書家の方です。
https://www.daisukeseno.com/
書について瀬野さんにご相談した際、
「力強く、しかし柔らかく」
という点が最初に一致したことが印象深かったです。
元々は「力強い写真を撮りたい」のみだった私が
「人の人生をあぶり出す写真を撮りたい」に変わっていった。
だから、強い書体のみでなく、柔らかさも必要だと、何となく
分かっててくださったのではと思いました。
それらが合わさって、できあがりました。
これからアップされる写真にも、どうぞお楽しみに。